郵便局の個人年金保険はどうか?
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年金保険というのは、一般の生命保険などと違って、2〜30年後にお金を受け取るという契約だ。
そのころの日本がどうなっているか、そしてそのころに保険会社の経営状態がどうなっているか、それは誰にも分からない。
もし保険会社の経営状態がずっと良いままだとしたら、保険にはいるよりも保険会社の株でも買った方が良いかも知れない。
年金というのは、どうしてもそう言うリスクが伴う。
で、2〜30年後にも、何とか経営していそうな組織としては、郵便局がある。
郵便局の年金保険は、営利企業の保険会社と比べて、多少有利な点が多いので、2〜30年後も生き残っている可能性が大きいだろう。
なので郵便局の個人年金保険は、結構人気があるらしい。
郵便局の逓増型年金
郵便局の個人年金として注目すべきプランは、逓増型終身年金というヤツだ。
逓増(ていぞう)というのは、時間の経過に伴って増えていくという意味だ。
このプランだと、年金受け取り開始時はこそ本当に少ない金額しか受け取れないが、年を取るに連れて受給額が増えていくというタイプの年金だ。
考えてみると、年金というのは決まった掛け金を、生き残っている人に配るやり方だから、生き残っている人が減って行くに従って年金額が増えるというのは、年金運用上、非常に理にかなっていて安定する。
受け取る側から考えると、もちろん最初から決まった額を受け取る方が良いが、そうするにはそれだけたくさん保険料をかけないといけなくなる。
その保険料負担を多少なりとも軽減するには、仕事ができなくなるに連れて受取額が増えていくタイプの方が良いかも知れない。
個人年金保険というのは、結局自分のお金を保険会社に預けるだけだから、受取額と掛け金は相関関係にある。
限られた保険料で、満足いく年金を受け取るにはどういうタイプがよいか。
色々考える必要があるね。
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