シルバー人材センターとは

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高齢者年寄り向けの仕事探しの公的サービスとしては、厚生労働省の人材銀行の他に、シルバー人材センターというのもある。

 

シルバー人材センターとは、定年退職した高齢者に、生活スタイルに合わせた、臨時的や短期的、また特別な技能や知識を必要とする仕事を紹介する組織だ。

 

年齢的には現時点(2009.9)では、60代以降の年寄りが会員登録出来る。

 

人材銀行は40才以降だったから、もっと上の年齢層だ。

 

「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づき、原則として市区町村単位に設置され、公益法人として都道府県知事の許可も受けている。

 

シルバー人材センターでは、年寄りが仕事やボランティア活動など、さまざまな社会参加を通じて健康で生きがいのある生活を送る事や、地域社会の活性化、福祉の向上を目的としている。

 

なので職業斡旋所と言うより、高齢者を社会参加させるための組織という色合いが強くて、しっかり働きたい場合は、ちょっと違うかも知れない。

 

私も以前スーパーでアルバイトで働いていたとき、シルバー人材センターから来ましたというじいさん連中と仕事をした事があったが、まあこんなしっかりしたじいさんに、汚い掃除などをさせていいのかなあとか思った経験がある。

 

年を取ってくると、どんな仕事でもあるだけありがたいなと思うようになったけれど、まあそのときは若かったからね。

 

ただしシルバー人材センターのじいさん達が来た事によって、私らの掃除の仕事は無くなってしまって人員削減されてしまった。

 

シルバー人材センターへ仕事を委託する事によって、会社も何らかの恩恵が受けられるという事らしいし、人件費も多少安く付くらしい。

 


シルバー人材センターのメリット・デメリット

シルバー人材センターは、それぞれの地方公共団体や地域の企業から請負契約または委任契約により仕事を受注する。

 

仕事を受けると、センターに会員登録している会員の中から能力や希望などに適した会員を選んで仕事を提供するカタチになる。

 

仕事自体は、シルバー人材センターが請け負うカタチになるので、センターから仕事の提供を受けた会員は契約内容に従って働いて、センターから報酬を受け取るということになる。

 

簡単に言うと、短期や短時間の派遣って事だ。

 

しかも仕事内容によってはワークシェアリングする事になっていて、清掃や単純作業の場合は、仕事したくても毎日は来れないという。

 

もちろん、そういう短期的な仕事以外にも、長期の仕事も請け負う。

 

これはいろんな仕事を請け負う事によって、紹介出来る仕事を増やすということのようだ。

 

地域によっては、一般の職業斡旋のような事もやっていて、うまく行けば、ずっとできる仕事にありつけるかも知れない。

 

シルバー人材センターの会員になるには、入会手続きが必要で、会員の条件としては60歳以上の仕事を希望する者で、シルバー人材センターの趣旨に賛同した上での入会になる。

 

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