年金保険料の払い方
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年金保険の保険料は、積立型と一括納入型の二通りがある。
積立型とは、毎月毎月、決まった額の年金保険料を納める方法だ。
全期全納型というのもあるが、これは毎年1年分の年金保険料を納入するという、1年ごとの積立型というのになる。
一方、保険料一括納入型は、退職金などまとまったお金を、一時払いでがばっと保険会社に預けてしまうもの。
一括納入の場合、積立払いよりも保険料が安く設定されている。
積み立て払いのように毎月納入確認をしたりする事務手数料が省けるという事だろうかね。
950万円預けて、10年後からそれを取り崩し、100万円ずつ10年間にわたって帰ってくると言う感じになる。
年金の受け取り方
一括納入型の場合は、退職金などを一括で保険会社に預けて、それを保険会社が運用して10年かけて返してくれるという形になる。
なのでこの場合は、月々払いという形が殆どだ。
一方、積立型の場合は、たとえば60才から10年間毎年50〜100万円ずつ受け取るという形と、70才で一括して保険金を受け取るという形の2通りある。
60才から10年間というと、会社を60才でリタイアした後、公的年金の受け取り始める70才までの間だから、言ってみれば時間つなぎのための年金だ。
変額年金のメリット・デメリット
個人年金保険には、大きく分けて定額保険と変額保険がある。
年金保険に安定・確実性を求めるならば、定額年金保険と言う事になる。
一方、年金を増やしたい場合は変額年金に、「賭けて」みる事になる。
変額年金保険のメリットとしては、保険会社の運用実績によって、受け取る年金額が増える可能性があるということだ。
変額年金は投資と同じで、最初に保険会社にお金を預け、その資金で運用が行わた結果に応じて、配当額が変わるわけだ。
定額年金の場合、保険会社がいくら運用益を得ても、その分は会社が全部取ってしまって受け取れないが、変額年金の場合、その一部を配当として受け取れる。
しかしあくまでもそれは利益の一部であって、保険会社はどうしても支払いを減らそうとするのでどのくらい増えるかは、あまり期待できない。
一方、運用がうまく行かなかった場合は、予想額より支給額が減る事もある。
変額保険は、インフレに強いと言われるが、年金を受け取るのは何しろ十年以上後になるので、そのころどうなっているかは、誰にも分からない。
税制優遇や死亡保障などがある事が多い点は有利だが、多少リスクのある保険となる。
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