新しくアパートを建てても儲からない
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老後の収入の柱として、不動産を活用するというのはよくある話。
だけど最近は、アパート経営やマンション経営も、左前になってきた。
すでにある多少老朽化したアパートを買い取って、リフォームした上で貸し出すという場合なら、採算に合うそうだけれど、借金して新たに建物から建てて始めるのは、まずダメだろうという事だ。
マンション経営なども、しっかりしたマンションならいいけれど、手抜き工事やメンテナンスにお金がかかる建物であれば、コストばかりかかってどうしようもないという話だ。
と言うのも実は、日本の持ち家率というのはドンドン上がっていて、2008年ですでに74%にもなっている。
つまり4世帯のウチ3世帯までは、自分の持ち家に住んでいるわけだ。
そう言う状況では、家族向きの物件は借り手がドンドン減っていく。
わずかな期待は、学生や単身者ということになるが、こちらも少子化の影響で減る傾向にあるので、期待薄だと言う事だ。
なので土地を持っていても、運用・活用を間違えると、土地にかかる税金分も支払えない可能性が出てくる。
超高齢化社会というのは、なかなか難しい時代なんやね。
コインパーキングやコインランドリーはどうか?
土地活用・不動産で収入を得ようと思っても、アパート経営はもう難しくなってしまったらしい。
そうなると、自分で何らかの商売をその土地でやるということになる。
街なかの商業地などでは、コインパーキングを経営するのもいいだろう。
都会では駐車スペースが不足気味だから、もし近所にコインパーキングがあって、そこがいつも満杯ならチャンスはある。
コインパーキングの場合は、自分で機械などを購入して始める事もできるし、パーキング業者に土地を貸して経営してもらう事もできる。
実入りは少なくなるが、面倒な作業をしなくてもよいのが利点だ。
身体が動かないのに、クレーム処理しないといけないのは辛いからね。
企業に一任しておけば、設営から運営まで仕切ってくれるという。
建物もいらないし、所有している土地が更地なら、コインパーキングは有力な選択肢の一つだろう。
逆に店舗などがすでにある場合は、コインランドリーという手もある。
コインランドリーと言えば、お金持ちの神様と呼ばれていた邱永漢さんも最初の頃に手がけた商売やね。
学生街など、自宅に洗濯機などを置いていないような地域ならニーズがある。
また最近はアレルギー対策として、布団の丸洗いなどをする人も増えたので布団が洗えるような機械を設置すれば、住宅地でもニーズはあるだろう。
アレルギーの原因は、ハウスダストに含まれるダニの糞や死骸のかけら、そして花粉などと言ったものだが、これは掃除機ではなかなか除去出来ない。
特に布団の綿の中まで入ったモノは、洗わないとどうしようもない。
なので布団の丸洗いサービスもあるのだが、これが結構高くて、5千円前後するので、コインランドリーで千円なら安いという事になる。
こちらもメンテナンスは業者に任せればいいし、専門知識も体力もいらない仕事だから、年寄り向けの商売だ。
ただしコインランドリーを経営するには、保健所への申請が必要になる。
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