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シニア損害保険とは?
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今回は、シニア損害保険の話だ。
年を取ると、ケガをしやすい。
自分が原因のケガの場合は、自腹で治療するしかないが、外因性の事故に遭ってのケガでは、保険をかけておく必要がある。
特に老後、旅行三昧や趣味の活動に励みたいような場合は、損害保険や傷害保険に加入しておかないと、心配だ。
何しろ遠視になって、視野が狭くなったり、視力や聴力も衰える。
大腿骨の骨頭を骨折するのも、バランス感覚が劣るからだという。
歩く速度も遅くなるし、瞬時の判断は若者と比べてはるかに劣る。
年寄りというのは、そうやって思いもよらないケガをしたりする。
そんな年寄りのための保険として、シニア損害保険というのがある。
衰えによる事故や、物損事故も補償対象になる
シニア損害保険では、一般の損害保険では保障されない内容でも保障される場合があるところが特徴だ。
たとえば自転車をよけきれなかったり、道路を渡りきれなかったり、こういう運動機能の衰えによる事故での保障。
混んだ駅のホームで転んで骨折したり、改札口内での事故もシニア損害保険では、交通事故として保障される事がある。
あるいは不注意で、お店の所有物や商売品を破壊してしまったり、そう言う物損事故も、場合によって保障されたりする。
日常生活賠償責任といって、誤って他人の物を壊してしまった場合や、法律上の賠償責任を負った場合でも保障がある。
お店の店先で、自転車を倒して壊したり、駐車中の自動車に傷を付けてしまったり、家族の賠償責任も、補償をしてくれるシニア保険もある。
こんな保険なら、ぜひ加入しておきたいモノだ。
ただしこれは、「日常生活賠償責任」の特約として提供されている事も多いので、単独では加入できない場合もある。