ポジション解消売りとは?踏み上げ相場とは?
Tweet株式ニュースなどを見ていると「ポジション解消売り」とか「踏み上げ相場」という言葉が出てくる。
これは実は信用取引の影響で起こる株価の動きである。
なぜこの株は上がらないんだろう、
なぜこの株は急騰したんだろうと思っている裏には、
信用取引の残高が影響していることが良くある。
たとえばこれは東芝のある日の信用取引残高だが、
何が読みとれるだろう?
因みにここ最近の東芝の株価は低値安定のボックス相場だ。

このデータの左半分は先週末時点での信用売買の状況だ。
倍率というのは信用買い÷信用売りの値になる。
一方右側は、
日証金(にっしょうきん)速報というもので、
詳しいことはこちらにまとめたのでご参考に→日証金速報とは
左側のデータだと、
先週一週間で信用買いした株数が大幅に減っている。
これは買建てした人が、
株を売って大きく返済したことを意味する。
つまり先週は売り圧力が強かったって事だ。
買建て・買いポジションを持っていた人が、
株を売ってポジションを解消したって事になる。
半年前の高値の時に信用買いした人が、
返済期限が近づいたために、
泣く泣く損切り売りに出ているのだ。
一方右側の日証金速報を見ると、
貸株が大きく減って、
これは売建てが返済されたって事だ。
売建て・売りポジションというのは、
株価が下がると儲かるが、
株価が上がると損をする。
だから株価が上がりだしたら、
損が出ないウチに買い戻しし始めるわけだ。
株価が上がり出すと、
売りポジションの人は損切りのために買い戻しを入れ、
それがまた株価を上げる要因になる。
売る人がいなくなると株価は上がるから、
そうしてドンドン株価が上がっていく。
この現象が「踏み上げ相場」だ。
貸借倍率が1.00を割ると踏み上げ相場が発生しやすくなる。
大幅下落した銘柄というのは、
空売りの売り残がドンドン積み上がっていくので、
どこかで反発し始めると踏み上げ相場が起こるのだ。
なので、
信用倍率の低い銘柄ばかり探すという必勝法もあるくらいだ。
※ヤフーファイナンスの「株式ランキング」の「信用取引関係ランキング・信用倍率下位」で調べられる。
信用取引残高は、
そう言う意味でも株価がどう動くか予想する材料になる。